2014年6月27日金曜日

売れませんでした、ストラディヴァリウスのヴィオラ。

アントニオ・ストラディバリウスが制作したバイオリンは、現在全世界に
600挺ほどあるが、ヴィオラは10挺も残っていない。

というわけで、ロンドンのサザビーズと楽器専門の競売会社が、ストラッドのヴィオラを
売り出していた。

競売といっても、自分の購入価格を書いた紙を封筒にいれ、封をして提出するという
Sealed Bitという珍しい方法。しかも、最低価格が4500万ドルというべらぼうな
値段。

これまでに最も高い価格で売られたのはストラディのヴァイオリンLady Bluntの
1590万ドル(2011年)だから、それと比べても驚くほど高い。

で、今日が競りの締め切りだったが、誰も4500万ドル以上の価格を書いた人は
いなかった、とロイターが報告している。

そうでしょう。どう考えても高すぎるよね。欲張るのもいい加減にしてくれ、という感じ。

このヴィオラはアマデウス弦楽四重奏団のビオラ奏者ピーター・シドロフ(1987年没)
が持っていたもの。元々は、ドイチェ・グラムフォンレーベルを持っていたフィリップス社
が彼のために8万1000ドルで買ったものだったそうだ。

売りに出したのが誰なのかは実はよくわからない。
シドロフの家族なのか、そもそもシドロフに所有権があったのかどうかも不明だ。
亡くなってから時間がたっているし・・・。

でも、なんだかほっとするニュースでした。