2014年10月23日木曜日

茶会再び ベネツィア 杉本博司「聞鳥庵」

旅先にiPadを持って行ったけど、あまり役にたたなかった。
(インターネット環境が悪いこともあったが)。
やっぱり、コンピュータとiPadは全く違うものだと実感。

ベネツィアのサン・ジョルジョ・マッジョーレ島にある杉本博司さん設計の
ガラスの茶室「聞鳥庵」で、再度おこなわれた茶会の手伝いに、再び行った。
 これは、同島にあるガラス工芸美術館・研究センターであるLe Stanze del Vetro
(チニ財団とペンタグラム財団の共同経営)が杉本さんに委嘱して建てられたもの。

(詳しくはこち。6月のお披露目の様子
http://nykanwa.blogspot.com/2014/06/blog-post_12.html )

 6月の茶室披きは様々なメディアで報じられたが 、その時に行われた茶のデモン
ストレーションが好評で、再度行われることになったもの。
茶会は、これまでの杉本さんの茶室プロジェクトの監修を担当してきた
武者小路千家家元後嗣千宗屋さんによる。

道具も以前と違うものを使用
今回はデモンストレーションだけでなく、お客さまにお茶を差し上げる茶会もあった
ので、スタッフも増強(東京、パリ、ニューヨークからの混成)、着物と道具と荷物
も多く、 ちょっとした旅芸人一座風チームが出来上がった。

お客さまは、地元の大学で日本学を勉強している学生と先生や、地元の美術館の学芸員、
遠くフィレンツェの美術関係者などなど。畳に座るときの座り方で大体どんな背景の
人かわかるが、畳に正座OKの人もいる一方で、女性でもあぐらをかくことしかでき
なかったりとか、いろんな人がいた。(お客様の大部分は、茶室正面のベンチに
腰掛け、茶室には2人が座る)

明らかに抹茶を飲んだことがあるとわかる人もいたが、
「これはどんなお茶なのか?」という質問も何度もあったし、
残した人もいましたね。

茶室の入口(にじり口)がなぜ小さいのか、という質問もありました。
(なかなかいい線いってる質問です)

茶会は朝10時から一日七回もあって、重労働。
それでも、さすがベネチア。昼ご飯の時間だけはゆっくりとってあるので、
ヴァポレット(フェリー)にのって、毎日別の島のトラットリアへ行って食べた。
(その時は着物を着替えるので、一日に二回、来たり脱いだりすることになる)
毎日同じトラットリア(安くて美味しい)へ行った・・・。

日の長い6月と違って、日暮れ後に蝋燭の灯りだけで行った茶会もあり、ムード満点。

この10分後には太陽は沈んで真っ暗に
直前にガラスと池のクリーニングはしてもらったが、茶室の手入れはよかった。
毎日大勢の見学者があるそうだ。
管理もすっかり上手になって、水をまく様子も↓のようにとっても慣れた感じ(笑)。
ご苦労さまです。

 

茶室は来年まで展示される。さて、冬を越すとどんな風になっているだろうか?