2014年12月31日水曜日

メトロポリタン美術館アジア部門100周年とアジア美術

2015年にはアメリカで日本美術関係の展覧会がたくさんあるようだ。
なにか理由があるのか、それとも偶然なのだろうか? 
それとも、毎年このくらいあって、私がこれまで気がつかなかったという
ことなのか・・・。

大きなイベントとしては、メトロポリタン美術館のアジア部門が100周年を
迎えるというのがある。メトロポリタンは公式には開館は1870年(場所は
五番街の54丁目だった。 いまの場所で開館したのは1880年)

だから、アジア部門(正式にはDepartment of Far Eastern Asia だから、極東アジア
部門)ができたのはそれから35年後ということになるが、
アジア美術品のコレクションそのものは1915年よりずっと前からあった。
(なぜかというと、NYの様々なコレクターが彼らのコレクションを
寄付したからだ)

 1915年には最初の学芸員ボッシュ=ライツが赴任し、コレクションを系統だてた
ものにしていった、というわけだ。 日本では日本美術コレクションというと
ボストン美術館が有名だが、メトロポリタンもなかなかすごい。それは
ハヴマイヤー、パッカード、バークなど大型のコレクションの寄付があったからだ。
さらに中国美術のコレクションもすばらしい。

というわけで、1月末頃から所蔵作品中心の記念展がはじまる。毎年 アナ・
ウィンターズが中心になって行うファッショナブルなガラ
(ビヨンセとジェイZがパーティに現れるような、一番派手な催し物)も、
今年は中国美術がファッションや映画に与えた影響という内容になっている。

このアジア部門展覧会のプレ・イベントが、某中国美術のコレクターの
メット美術館を見下ろす五番街のお宅であって、私も呼んでいただきました。
(っていうか日本人は私ひとりでした・・・。中国の人はマスコミも含めて
たくさんいたけど)
中国骨董(主として、陶器)が西欧絵画(ベニスの風景とか・・・)と品良く
並んでいるという大きなリビングルーム。お客が40人くらいいても
びくともしない広さ・・・。

最近はどの内覧会でもかならず見かける中国人のカメラマンのおじさんと名刺交換
するんで、シャンパングラスをテーブルの上に置いて、
あら、シャンパングラスの横になんかあるなあ、と思ったら、ジャコメッティの
彫刻でした・・・・。
ジャコメッティを持っている人の家へ行ったのはこれがはじめて。 (笑)

その他、2015年は2月16日からフィラデルフィア美術館で狩野派の大きな展覧会がある。
10月末からはフリーアで宗達展。

現代美術ではグッゲンハイムで河原温の大規模な個展が2月6日から。
国際的に人気沸騰中のGutaiの白髪一雄と元永定正 の展覧会がダラス美術館で2月から。
(行きたいけど行けないでしょうねえ・・・)
 これも行きたいけど行けないだろう日本の写真展「Provokeの時代」展
(カリフォルニア大学リバーサイド校)

スミソニアンのアメリカ美術館が国吉康雄展をするのも注目。(4月)
個人的にはロサンゼルス郡美術館の「楽茶碗の400年」展(3月末)も気になる

お近くにいらっしゃる予定の方は、是非ご覧になってください。

あっそうそう、2015年にはMOMAがゃるヨーコ・オノの展覧会も
ありましたね。これも見物です。