2015年12月2日水曜日

ハンマースホイ展@スカンジナビア・ハウス

先週のニューヨーク・タイムズ紙に、スカンジナビア・ハウスで
ハンマースホイ展をやっているという記事が出ていたので行ってみた。

たまたま京都の一澤信三郎帆布(有名な手縫いの布かばん屋さん)が、Kajitsu
(京都の精進料理店)にポップアップストアを出していて、それに行くつもり
だった。展覧会はその近くだったので、ちょうどよかった。
(トートバッグ、ひとつゲット。いや、トートは山のように
持っているのだが、すてきなバッグがたくさんあって・・)

スカンジナビア・ハウスはパークアベニューに面していて、なんとキタノ・ホテル
右がキタノ
の隣ではないか。いままでキタノに何度も行ったことがあったが、知らなかった。
ギャラリーは3階。一応入場料金(3ドルだった)を支払う。
ヴィルヘルム・ハンマースホイはデンマークの画家(1864−1916)で、東京の国立西洋
美術館で2008年に展覧会があり、私も偶然日本にいて見ている。いい展覧会でした。

この画家、長い間スカンジナビア以外では忘れられていたが、
80年代にMOMAの故カーク・ヴァーネードが企画したスカンジナビア絵画展で浮上
する。2008年にロンドンでも大規模な回顧展があったが、にもかかわらず現在に至る
までよく知られているというとこまでいっていないだろう。それは会場がガラガラなのでも
わかる。

会場に来ていたお客さんが、警備員のおじさんに「この人、名前はなんと発音するんです
か?」と聞いていて、警備員さんが「ハンマショイ」と言ったから、
私はおもわずずっこけた。
そりあないんじゃないの? ここで働いてるんだから、名前くらい覚えてよね。
展覧会入口には、ちゃんと Ø って書いてあるし、奧でやっているビデオでは
ちゃんとハンマースホイと言ってるんだし・・・。

しかし、ニューヨークタイムズではHammershoiである。
Ø という活字がないのでしょうね。
その場合、ハンマーショイを読まれてもしょうがないか・・・。 
守衛さんを訂正するのはやめておいた。

展覧会はデンマークの国立美術館所蔵のハンマースホイ24点で構成されている。
風景画、室内画、人物画の三種類がそれぞれ同じくらいの点数並んでいる。
東京の西洋美術館ではもっと室内に女性が(多くの場合 後ろ向きで)
立っている 構図の絵が多かったような気がする。
彼の絵にはホィッスラー、フェルメールの影響があるとされている。
実際にロンドンでホィッスラーを訪ね(会えなかった)、
アムステルダムにフェルメールやレンブラントを見に行ったようだ。

室内に女性がこちらに背を向けて座っている、彼が好んだ構図。
むこうの部屋には何があるのか。
上の絵の一部



奥さんのイダ(上も)

自画像
この後、近いのでモーガン図書館&美術館に久しぶりに行って、ヘミングウェイの資料展を
覗いて見た。モーガンは図書室が落ち着いた雰囲気でいい。ここは、絵画よりドローイ
ングや版画、本や楽譜のコレクションがいい..MOMAのように混んでいないから、
ゆっくり過ごせていいのだ。お茶を飲もうと思ったら、週末はカフェが早く閉まってい
たので、とぼとぼ帰る。