2016年1月13日水曜日

2016年の展覧会など

ニューヨークは暖かい年末年始だったが、一日だけいきなりマイナス10度になった
日があった。でもまたすぐに暖かくなった。機能も摂氏で10度以上あった・・。

アメリカはお正月も1日しか休日ではないし、ともかくお正月の情緒は
ゼロ。 自分で正月の演出をしなければいけないのだが、義母が昨年の1月1日に
亡くなって丸一年。画家だった義母の残した大量の絵を分けるための
パーティを開催したので、その準備と終わった後の掃除でお正月は過ぎ去った。
100人近い人が来て、おかげで絵は大分なくなったけれど、まだまだある。

年末の2015年ベスト展覧会、映画は、いろんな新聞のものを読んだけれど、
どれもピンとこなかった。それだけ、人によって趣味が違うということなのだろう。

映画は、ここ数年、暴力的な内容や極端に悲しい作品は見なくなってしまった。
こんな不安な時代に、どうやって心の平安を求めたらいいのかは、
みんなが悩んでいることだと思うけれど、アメリカの 映像(映画、テレビ番組)
はどんどん刺激の強さを求める方向へ行っているようで、違和感がある。

ゴールデン・グローブを受賞したThe Revnant(日本語タイトルもザ・レブナント
らしい)も、アメリカ開拓時代の猛烈な復習物語ということなので、果たして
私は見るだろうか、と思っている。

さて今年私が注目している展覧会は?

まず、新美術館、美術館の大規模な改造:

メトロポリタン美術館のブロイヤー分館。
これは元ホイットニー美術館だった建物をメトロポリタン美術館が現代美術部門として
使用する というもの。3月にオープンする。益々巨大になるMET。
7月にダイアン・アーバス展。

テート・モダン
ロンドンのテート・モダンは発電所を改造した原題美術館として2000年に
オープンした(発電所部分はまだ使われているとか)。
ものすごい人気で、周辺がガラッと変わり地価が上がったことで話題になったが、
展示スペースを増やすために、ヘルツォーグ&ド・ムーランが 設計した新ビルが
6月にオープン。

 ICPダウンタウン
43丁目にあった国際写真センターのギャラリーがバワリーにオープン。
時期は今年後半とか・・・。

あとは、新美術館や改築で話題になっているのは
ロンドンのデザイン美術館、サンフランシスコ近代美術館(改装)など・・・

個人的に楽しみにしている展覧会は
鎌倉彫刻: 2月9日から5月8日まで。アジアソサエティ・ギャラリー。
アメリカ・ヨーロッパにある日本の鎌倉仏教彫刻を集めたものだというが、
この美術館はいつも事前情報が少ないので内容はいまいち不明。
オラクル社創設者で会長のラリー・エリソン所蔵「聖徳太子2歳像」が出品される
というのをどこかで読んだ。聖徳太子2歳像はいくつもあるけど、これはとても
きれいな作品で、再会が楽しみだ。

ヒエロニムス・ボス回顧展:
彼が生まれたオランダのデン・ボス(ヘルトヘン・ボス)で、逝去500年を記念して
行われる。ノードブラバンド美術館(2月13日から5月8日)とマドリッドのプラド
(5月31日から9月11日。空前絶後の展示内容といってもいい。
 プラド美術館「快楽の園」「干草車」「聖アントニウスの誘惑」「愚者の石の切除」
ルーブル美術館「愚者の船」
ナショナルギャラリー(ワシントンDC)「守銭奴の死」
アカデミア美術館(ヴェネツィア)「隠者たち」
あとはグルーニング美術館(ブルージュ)、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)
ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館(ロッテルダム)

ああ、行きたい! (オランダはずっと行っていないし・・)

あとは森山大道展が2月からパリのカルティエ財団やMOMAのドガ展(3月から)。
ロンドン・ナショナルギャラリーの0カラバッジョを越えて」(10月から)などだろうか・・