2016年7月9日土曜日

実物大の「ノアの方舟」、ケンタッキー州にオープン

前から噂は聞いていたけれど、ケンタッキー州のウィリアムズタウンに
「ノアの方舟」が完成したそうで、話題になっている。

ケンタッキーといっても、実際はオハイオ州のシンシナティの南60キロくらいに
あるウィリアムズタウンという町だ。

これは木造の巨大船テーマパークなのだそうだ。
テーマパークと言われれば、「なるほど。それって、もしかしたら
 グッドアイデアかも」と思わないでもない。
中にはいろんな動物や古代の人間(?)の展示があるらしい。なるほどね・・。

まず、実物を見ていただきたい。これはPRビデオで、建物の規模がわかる。


長さ155メートル、幅26メートル、そして高さは15メートルだ。
私には大きなクルーズシップのように見える。世界最大の木造建築だそうだ。

しかし、これを作ったの がAnswer in Genesis というキリスト教団体だと
聞くと、ちょっと待て!と思うだろう。この団体は、旧約聖書の創世記(Genesis)
に書かれているノアの方舟は歴史的事実だという立場を取っている。だから、
このノアの方舟は実物の"複製” であり、これを建てる作業はそのまま、方舟作りは
可能だったということを照明する作業だったのだ〈実際には現代の最新技術を
使って建てられたにもかかわらず)。
建築費用は1億ドル(1ドル100円として、100億円)。

建物の中には、様々な動物が収容されている様子など、”教育的な展示”
が行われるのだそうだ。こういったキリスト教団体はキリストがすべての動物を
作ったという進化論否定の立場をとっているわけで、この建物も、
テーマパークというより教会だと言うほうがわかりやすいだろう。

グループは、年間約200万人が方舟を訪れるだろうとしている。
周囲にホテル、レストラン、駐車場などあらゆる施設が出来て、州民にとって
多くの仕事を作り出すことが期待されていることから、ケンタッキー州政府は
この施設の建設費用と入場料に減税措置を付与しており、
それが問題になっている。

観光バスに乗り込んで、この方舟を見に行く人は、トランプ支持の人達なのだろうか?
100億円の費用をひねり出すことができただけでも、恐るべし・・・。